AMA香港大会3日目-その1
2007年 11月 07日
山本勇次さんのレクチャー
まず、シルク3枚がロープから出てきます。1枚の透明なシートを丸めてそれに3枚のスカーフを入れるとスカーフがつながります。糸を燃やすと手の中から赤いシルクが出て2枚になり、片方がステッキ(ウォンド)になるマジックのレクチャーでした。最初に実演したのですが、シルクに粘着テープが残っていてちょっともたついたりして、観客の反応はイマイチでした。若い人が多いし、山本さんのことはあまり知られていないのかと思いました。丁寧に説明しながら、いかにスマートに演じるかを語っていくうちに、だんだん観客も惹きつけられてきたようで、最後はスタンディングオベーションでした。いろいろな便利で確実なマジックができる道具も、山本さんが開発したそうです。ふうむ、山本さんて結構凄い人なのだと、今更のように感心したのでした。実演したマジックの説明書、DVD,道具がセットになったものが売られるのですが、若いマジシャンたちが群がり飛ぶように売れていました。しかし、買ったからといってすぐにできるようにはならないのですよ。山本さんのようにスマートに演じるには、かなり練習しないといけないのです。山本さんだから華麗に演じられるのであって、道具を買ったからといって素人の私がいきなりあんな風にはできないのです。
Tim Ellisさんのレクチャー
髭剃りから両方に刃の付いたカミソリを取り出し、大きなカードをカミソリで切って確かに刃が付いていることを観客にアピールした後で、口に入れて飲み込みます。5枚飲み込んだあとで糸を飲み込むと、5枚のカミソリが糸につながって口から出てきます。それを封筒に入れるのですが、封をするときに封筒の糊の付いた部分をなめ、そのときに下を傷つけたというジェスチャーをします。種明かしは簡単でしたが、1枚1枚のカミソリの刃の飲み込み方や、最後の紙で舌を傷つけたときの痛がり方は、練習しないといけないようです。
また、簡単な携帯電話を使ったESPのマジックは、街中でも簡単にできそうでした。ただ、携帯電話の番号を教えることになるので、個人情報の流出には注意しないとね。
最後に、FISM横浜大会で演じ、昨夜のクロースアップショウでも演じた、カップ&ボールの種明かしもしてくれました。このレクチャーDVDには、最初にこのマジックを思いついたところから、改良していく過程のいろいろなバージョンが入っているそうです。自然に無理のない動きで、いかにして不思議に見えるトリックを考え付いていったかがわかるようになっています。これは勉強になりますよ~。一つ一つの課題をクリアしていって、最後には楽しくて不思議なマジックになっていますからね。もちろん、最後にもう一度同じ演技をしてくれました。すでに種明かしをしているので、ここはこうなっていて、ここでこうなるとわかっていても、面白いんです。楽しいんです。こういうのが本当に素晴らしいマジックなんだと思いました。そして、山本さんのレクチャーでも感じたことですが、『マジシャンの動きにはすべて意味がある。』ということが、よくわかりました。スカーフを振るという行為ひとつをとっても、ちゃーんと意味があったんですね。音楽に合わせて歌うように口パクをするのも、カッコよくポーズを決めるのも、裏を返せば何かしら怪しい行為を怪しくないように見せるための行動だったのです。もちろん、見ていても種明かしをしてくれない限りわかりませんが、マジシャンはいろいろなことを考えて、よりよいマジックに仕上げていくんですね。私たち見る側は、それを楽しめば良いだけなので楽チンです!やっぱりマジックは見るほうがいいのだ!
Aaron Fisherさんのレクチャー
やはり昨夜のクロースアップショーのカードマジックのレクチャーでした。しかし、余分なおしゃべりが多いなあ。通訳の人(英語から広東語または北京語へ)がどこまで訳して良いのか困っていました。先ほどの二人はステージでのレクチャーだったので見やすかったのですが、フィッシャーさんはテーブルの上でスクリーンを使ってのレクチャーだったため、見にくかったですね。しかも、肝心なマジックの最後のシーンになると、なぜかスクリーンの映像が消えるという、きわめて不親切なレクチャーでした。(スタッフのせいなのかどうかは不明。)このレクチャーの前に昼食を食べたせいか眠いこともあって、あんまり真剣に聞いていませんでした。ごめんなさい。
まず、シルク3枚がロープから出てきます。1枚の透明なシートを丸めてそれに3枚のスカーフを入れるとスカーフがつながります。糸を燃やすと手の中から赤いシルクが出て2枚になり、片方がステッキ(ウォンド)になるマジックのレクチャーでした。最初に実演したのですが、シルクに粘着テープが残っていてちょっともたついたりして、観客の反応はイマイチでした。若い人が多いし、山本さんのことはあまり知られていないのかと思いました。丁寧に説明しながら、いかにスマートに演じるかを語っていくうちに、だんだん観客も惹きつけられてきたようで、最後はスタンディングオベーションでした。いろいろな便利で確実なマジックができる道具も、山本さんが開発したそうです。ふうむ、山本さんて結構凄い人なのだと、今更のように感心したのでした。実演したマジックの説明書、DVD,道具がセットになったものが売られるのですが、若いマジシャンたちが群がり飛ぶように売れていました。しかし、買ったからといってすぐにできるようにはならないのですよ。山本さんのようにスマートに演じるには、かなり練習しないといけないのです。山本さんだから華麗に演じられるのであって、道具を買ったからといって素人の私がいきなりあんな風にはできないのです。
Tim Ellisさんのレクチャー
髭剃りから両方に刃の付いたカミソリを取り出し、大きなカードをカミソリで切って確かに刃が付いていることを観客にアピールした後で、口に入れて飲み込みます。5枚飲み込んだあとで糸を飲み込むと、5枚のカミソリが糸につながって口から出てきます。それを封筒に入れるのですが、封をするときに封筒の糊の付いた部分をなめ、そのときに下を傷つけたというジェスチャーをします。種明かしは簡単でしたが、1枚1枚のカミソリの刃の飲み込み方や、最後の紙で舌を傷つけたときの痛がり方は、練習しないといけないようです。
また、簡単な携帯電話を使ったESPのマジックは、街中でも簡単にできそうでした。ただ、携帯電話の番号を教えることになるので、個人情報の流出には注意しないとね。
最後に、FISM横浜大会で演じ、昨夜のクロースアップショウでも演じた、カップ&ボールの種明かしもしてくれました。このレクチャーDVDには、最初にこのマジックを思いついたところから、改良していく過程のいろいろなバージョンが入っているそうです。自然に無理のない動きで、いかにして不思議に見えるトリックを考え付いていったかがわかるようになっています。これは勉強になりますよ~。一つ一つの課題をクリアしていって、最後には楽しくて不思議なマジックになっていますからね。もちろん、最後にもう一度同じ演技をしてくれました。すでに種明かしをしているので、ここはこうなっていて、ここでこうなるとわかっていても、面白いんです。楽しいんです。こういうのが本当に素晴らしいマジックなんだと思いました。そして、山本さんのレクチャーでも感じたことですが、『マジシャンの動きにはすべて意味がある。』ということが、よくわかりました。スカーフを振るという行為ひとつをとっても、ちゃーんと意味があったんですね。音楽に合わせて歌うように口パクをするのも、カッコよくポーズを決めるのも、裏を返せば何かしら怪しい行為を怪しくないように見せるための行動だったのです。もちろん、見ていても種明かしをしてくれない限りわかりませんが、マジシャンはいろいろなことを考えて、よりよいマジックに仕上げていくんですね。私たち見る側は、それを楽しめば良いだけなので楽チンです!やっぱりマジックは見るほうがいいのだ!
Aaron Fisherさんのレクチャー
やはり昨夜のクロースアップショーのカードマジックのレクチャーでした。しかし、余分なおしゃべりが多いなあ。通訳の人(英語から広東語または北京語へ)がどこまで訳して良いのか困っていました。先ほどの二人はステージでのレクチャーだったので見やすかったのですが、フィッシャーさんはテーブルの上でスクリーンを使ってのレクチャーだったため、見にくかったですね。しかも、肝心なマジックの最後のシーンになると、なぜかスクリーンの映像が消えるという、きわめて不親切なレクチャーでした。(スタッフのせいなのかどうかは不明。)このレクチャーの前に昼食を食べたせいか眠いこともあって、あんまり真剣に聞いていませんでした。ごめんなさい。
by GDpuppy
| 2007-11-07 21:17
| マジックいろいろ