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再開しました


by GDpuppy
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FISM 4日目 ステージコンテスト

 この日はタマリッツさんのワンマンショーを見に行きたかったので、途中で抜けました。人気があるため、定員になり次第締め切り(部屋のドアを閉めてしまいます。)なので、1時間前には行かないと、いい席を確保できないためです。

 1番手はドイツの Jan-Thomas Loewe さん、得点は74点でメンタルマジック部門で3位でした。彼の場合は予言で、高さ2mくらいのボードに、7×7の升目があり、そこに1~49の数字が書かれています。会場のお客さん及び審査員に、好きな数字を7つ言ってもらい、そのボードに印を付けます。最後、7つ目の数字ですが、33にするか43にするか迷っていたんですが、結局43になりました。そして、彼が今年の冬に撮ったビデオテープを再生します。川岸に立った彼の横には、大きな紙が数枚。1枚目をめくると、ボードに印を付けた一番若い数字と一致しました。同様に、ビデオの映像の彼が、次々と数字を当てていきます。最後の数字は33、おお、これはミスか?と思いきや、紙はもう1枚あって、見事に43の数字が出てきました。彼はそのときに写真も撮り、写真の裏の日付(プリントしたときに斜めに会社名などと一緒に印刷されています)が、冬の日付になっていることを確認して下さいと言って、審査員に見せていました。パパっと数字を全部当ててしまうより、最後の数字で迷ったという演出がにくいですね。

 6番目はドイツの2人組 Mann o Mann で、得点は75点、イルージョン部門で第5位でした。二人は街中の清掃員という設定でした。最初、一人が舞台左手から、清掃道具一式をリヤカーのようなもので押してします。舞台中央にはベンチがあり、彼が舞台の反対側に来ると、いつの間にかベンチにもう一人が座っていました。やられました!清掃道具を押してくる人に目を奪われ、ベンチに人が現れたことに気づきませんでした。道具の陰に隠れていたんですね。イルージョンも、その道具を使って行われました。2つの箱の上に、清掃中を意味する黄色いサイレン灯があるのですが、そが光らなくなったので、片方が修理のためにその中に入るという、無理のない設定でした。その箱に刺すのはモップやシャベルで、箱の中心付近には円筒形のゴミ箱を入れてしまいました。それらをはずすと、終業のベルが鳴り、中に入っていた男が作業着から私服に着替えて登場しました。もう一人も箱の後ろに隠れたと思ったら、やはり着替えて、しかも手には2本のビールを持っていました。そう、仕事の後の1杯です。ベンチがささっと本物のバイクに早代わりし、二人で乗って退場しました。イルージョンの中では一番好きなマジックでした。

 10番目はドイツ(今回、ドイツの勢いはすごかった!)の Die Zauderer 3人組で、得点は79点、ジェネラルマジック部門で2位でした。2人が西洋の鎧兜一式を見につけ、一人はトランペット、もう一人は太鼓をたたいています。太鼓はたたきすぎて破れ、3人目は老人用の補助歩行器(両手で体の前に持って、それを頼りに歩く)で登場。コメディです。マジックの要素は少ないんですが、面白かったです。3人なので、最後の人が「オチ」になります。例えば、剣を抜くにしても、1,2人目は普通なのですが、3人目は剣が短かったり、その剣が最初の人はギターに、次の人はマイクになり、3人目は縦笛になるというように。彼らの旗(赤い下地に黄色い王冠のような物)でも、3人目は「M」(マクドナルド)になっていたり。とても息のあった、間の取り方のうまい3人組でした。
by GDpuppy | 2006-08-16 21:56 | マジックいろいろ